映画「二代目はクリスチャン」は1985年の角川映画。
もー何回見たかわからないほどリピートしている邦画です。
ストーリー・結末(ラスト)・セリフ(特に啖呵がしびれる)までわかっているのに繰り返し鑑賞できる映画って数少ないですよね。
映画全体が舞台的だからかな?
教会で育てられた捨て子のシスター今日子(実は中国マフィアから神戸を守った伝説の極道の娘)(志穂美悦子)が、ヤクザの二代目(岩城滉一)に惚れられ結婚することに。
しかし結婚式当日に二代目が襲名前に殺され、そのままその暴力団組織の二代目に持ち上げられてしまう。
組員全員(今は亡き蟹江敬三や紳助隆介の松本竜介など)が洗礼を受けクリスチャンになるも、敵対する組に攻撃され次々と死んでゆく。
抗争を好まず、組員に耐えるように言っていたシスター今日子だが、自分のために敬虔(けいけん)なクリスチャンになってくれた心優しい組員を殺され、ついに堪忍袋の緒が切れる。
「こういう時はいくらなんでも落とし前つけなければいけないんでしょうね。あんまりですもんね。私、頭にきました。」
シスター今日子に好意を寄せる実家がお寺の刑事(柄本明)と、唯一の生き残り組員(松本竜介)とともに、刀一本を持ち殴り込みをかけるシスター今日子。
「てめぇら!悔い改めてー奴は十字を切りやがれ!でねーと、一人残らずたたっ斬るぜ!」
いやー、あらすじ書いてても興奮する(笑)
これくらいだとネタバレにはならないよね?
キャストも最高だし、エンディングがまたいいんですよ。
前半はコメディっぽく、後半はシリアスに。映画ジャンルの分類では何になるのだろう?
好き嫌いがハッキリ分かれる映画だとは思いますが、コメディ映画とは言われたくないな。
原作・脚本は、蒲田行進曲・幕末純情伝の「つかこうへい」
監督は、岸和田少年愚連隊・パッチギ!の「井筒和幸」
よし、また観よう!