映画「君の膵臓をたべたい」の感想。
この小説原作の実写版映画(アニメ版もあります)、初めて見たときにはそれほど涙しなかったのに、2回めに見たときにはストーリーを知っているにもかかわらず、初回よりもおもしろかったし涙した。
なぜだろう?
あらすじ(東宝公式サイトから抜粋)
高校時代のクラスメイト・山内桜良(浜辺美波)の言葉をきっかけに母校の教師となった【僕】(小栗旬)。
彼は、教え子と話すうちに、彼女と過ごした数ヶ月を思い出していく――。
膵臓の病を患う彼女が書いていた「共病文庫」(=闘病日記)を偶然見つけたことから、【僕】(北村匠海)と桜良は次第に一緒に過ごすことに。
だが、眩いまでに懸命に生きる彼女の日々はやがて、終わりを告げる。
桜良の死から12年。
結婚を目前に控えた彼女の親友・恭子(北川景子)もまた、【僕】と同様に、桜良と過ごした日々を思い出していた――。
そして、ある事をきっかけに、桜良が12年の時を超えて伝えたかった本当の想いを知る2人――。
ネタバレを含む感想
「君の膵臓をたべたい」という題名の訳はすぐに解ります。
人は昔から、病気になった部分と同じところを食べると治ると言われている。
だから、膵臓を患っている少女は、「君の膵臓を食べたい」と少年につぶやきます。
こんなキャッチーな題名をつけるのは狙いすぎだなー、なんて思っていたのですが、このフレーズがラストに向かって、大事な愛の言葉に変わっていくんです。
少女の死因も、通り魔に刺されるというビックリする展開に、「おいおい!そんな宝くじに当たるより珍しい死に方あるか?」と、初めて観た時には興ざめしてしまいましたが、ストーリーをわかってから再び観た時には納得できました。
病気で余命わずかな少女が、病気ではなく突発的な出来事で亡くなってしまう。
少女の病気のことをクラスメイトの中でだた一人知る少年は、少女が病気以外で死んでしまったことで、「少女の余命が無かった」ということも他の誰も知らない秘密のことになってしまったのです。
その事実が、ラストの手紙につながっています。
「膵臓を食べたい」も「通り魔」も大事な意味があったんですね。
個人的には、通り魔じゃなくて、交通事故ぐらいにしてほしかったですが。
とにかく、複数回観てください。
観るたびに発見がある映画だと思います。
2017年公開
原作:住野よる「君の膵臓をたべたい」(双葉社刊)
監督:月川 翔
脚本:吉田智子
音楽:松谷 卓
追加編曲:伊藤ゴロー
主題歌:Mr.Children「himawari」
キャスト:浜辺美波・北村匠海・大友花恋・矢本悠馬・桜田通・森下大地・上地雄輔・北川景子・小栗旬
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